気まぐれSE日記

地方でエンジニアしてます

LVSでロードバランサ


今更な感じですが、先週初めてロードバランサをかまったのでその感想を書いてみます。
手順等は、他のサイトでいろいろ書かれているのでそちらを参考にしました。


参考にしたのはこの辺
DSAS開発者の部屋:lvs


構成

  • RedHat Enterprise Linux 5.6 *1
  • ipvs
  • piranha
  • Direct Rooting (DSR:Direct Server Return とも言われる)
  • LVSサーバ(ロードバランサ)は2台構成でPrimaryとBackupで運用
  • リアルサーバは、6台用意して、apache 2.2.xでhttpとhttpsを使う。
  • リアルサーバではPHPを使うのでセッションの維持をファイルにして共有ディスクNFS上に置く

ポイント

  • ipvsでNATを使うかDirectRootingにするかは、一長一短あるので組み込むサーバ構成により使い分ける。
  • DirectRootingを使う場合、リアルサーバ側に設定が必要。(lo:0にLVSの仮想IPを割り当てる。arpに反応させない設定など)
  • piranhaを使う場合、httpsだけでの運用はできないことに注意(これで見事にハマッた)

⇒素直にRedHatの構築マニュアルを読んで設定すればいい。LVSサーバにiptablesでポートマークを使ってhttpポート80とhttpsポート443を一緒にするようなルールを書かないとpiranhaの一部のnannyという監視プログラムが動作してくれない。どうやらnannyはhttps非対応っぽい。

感想

構築はそんなに難しくないこと。
LVSサーバをまともに監視をしたい場合、他のソフトが必要らしい。
リアルサーバの方にも何らかの監視ソフトがあった方がよさそう。

*1:当時はbeta版