VX580WP のファームアップ
3/10にVX610WP のファームがアップデートされ
のような事が書いてあったのでVX580WPにも無理矢理インストールして試してみました。(これはVX610WPと本体が互換性があるのでこのようなイレギュラーなアップデートができますが、VX610WPと仕様が異なる部分では正常動作しませんのでオススメはしません)
試した結果
- ちゃんとデフォルトブラウザでFlashが動作しました。Opera MobileではFlashのメニューが出ないけれども動作可能のようです。これは良いです。
- Google Chromeも動作するようになりました。
- wifi位置情報取得はデバッガーでのメッセージが若干変わりましたが動作しています。
→以前のframework.apkを入れ替えることで対応できていたのはNetworkLocation v1モードでの動作のようで、今回のファームだとそれがv2モードになりLocation Cache Viewer等のwifi位置情報履歴(cache.wifi)を取得できるアプリで履歴取得できなくなってます。他の位置取得アプリは問題なく動作します。
- Wifi Direct はよくわかりません。設定>ネットワーク>その他>wi-fi Directというメニューができているのですが検証方法がわかっていないので検証できていないです。
しかしながら、VX610WP用のファームなので次の弊害が出てます
弊害
- VX610WPの本体も生産時期によりいろいろなバージョンがいろいろあり、新しいV5では本体の重力センサー設定がVX580WPと逆のため画面が上下ひっくり返って表示されてしまいます。
→自動回転無効にすればとりあえず使える状況です。これを根本回避するには、センサーのカーネルモジュール(mma7660)をVX580WPのものに入れ替えたら動くかもしれないですね。→バージョンが合わないと怒られて無理でした。
- 同じ原因でVX610WP V5とVX580WPでは搭載しているハードウェアキーの番号が違う?ため戻る・メニューの2つのハードウェアキーが動作しません(ホームと電源キーしか効かなくなりかなり不便な状態)
→/system/usr/keylayout/sun4i-keyboard.kl を下記の通り修正すると治ります。
〜省略〜
key 115 BACK WAKE
key 114 MENU WAKE_DROPPED
このファイルに書かれているkey102はHOMEボタンで、VX610WPのものと同じ番号でした。実際VX610WのファームでHOMEボタンが機能したのでこちらは変更しないで問題ないです。
- バッテリーの容量が合わないらしく、正しくバッテリー容量が取得できない模様。バッテリ状態だと電源がすぐ切れる状態。もしかしてバッテリーが逝かれたかも?
→具体的には、ファームアップ後バッテリ残量80%から減りも増えもしない状態だったのにある時から一気に3%に減りUSBコネクタを外すとすぐシャットダウンされる。シャットダウンしてからの充電は正常動作するので、どうも充電されたという情報が正常じゃないため充電されていない模様。こちらは結構困った状態。