Windows 2003 Server でドメインことローラになってる場合、Linux等でsmbmountできない件 (解決)

前にも書いたけど、
Windows 2003 ServerがDCになっている場合にsmbmountができない件
http://d.hatena.ne.jp/tak_yah/20061116#1163654276

なのですが、SMB署名がどうとかいう仕様smbmount/smbfs⇒CIFSを
使ってくださいという結論になってましたが
先日実験できた機会があったのでやってみました。

私が実験したのは、Vine Linux 3.xカーネルが2.4.33-0vl0.9の場合です。
CIFSはカーネルのFSモジュールの一つなので、カーネルのソースが必要になります。
あらかじめ用意しておくこと。

Vine以外のディストリビューションではCIFSが標準で入ってるのかもしれません。
未確認ですが。

↓ここから、「including a 2.4 kernel port」の横のリンクにあるファイル(cifs-1.20c-2.4.tar.gz)をダウンロードする。
http://linux-cifs.samba.org/cifs/cifs_download.html

とりあえず、tar.gzを解凍したら、カレントディレクトリに linux ディレクトリが出てくるので
linux ディレクトリの中身をそのまま、カーネルのソースディレクトリ(/usr/src/linuxなど)にコピーさせる。



tar xfz cifs-1.20c-2.4.tar.gz

cp -r linux/* /usr/src/linux/.

移動したら、カレントディレクトリを/usr/src/linux等にして
CIFSを有効にさせるためのパッチを実行する



cd /usr/src/linux

patch -p1 < cifs_24.patch

あとは、カーネルのコンフィグを make menuconfig 等で行って、

File Systems⇒Network File Systems⇒CIFS Support (advanced network filesystem for Samba, Window and other CIFS compliant servers)
⇒M とする

モジュールをコンパイルする。



make modules

とりあえず、コンパイルが終わったら、モジュールを正規の場所にコピーしてやってください。
他のモジュールは関係ないので放置しておく。



mkdir /lib/modules/2.4.33-0vl0.9/kernel/fs/cifs

cp fs/cifs/cifs.o /lib/modules/2.4.33-0vl0.9/kernel/fs/cifs/.

depmod -ae

depmodは必要ないかも？

CIFSをマウントさせるコマンドがないので、これをダウンロードする



wget http://pserver.samba.org/samba/ftp/cifs-cvs/mount.cifs

chmod 755 mount.cifs

mv mount.cifs /sbin/.



mount -t cifs -o username=administrator,password=xxxxxxx //サーバ名/共有名 /マウント先

でマウントされればおけです。

気まぐれSE日記