気まぐれSE日記

地方でエンジニアしてます

Samba-3.5.3 PDCでドメインログオンできなくなる

某所のSambaサーバでのみ題名の現象が起こるのですが、調べていったところ...


どうやら、winsを処理しているnmbdが落っこちてしまうことが原因らしい。
log.nmbdにこんなのが出る。


[2010/05/25 13:39:56.966358, 0] nmbd/nmbd.c:71(terminate)
Got SIGTERM: going down...
[2010/05/25 13:39:56.970520, 0] libsmb/nmblib.c:839(send_udp)
Packet send failed to 127.0.0.1(137) ERRNO=無効な引数です
[2010/05/25 13:39:56.970856, 0] nmbd/nmbd_packets.c:158(send_netbios_packet)



症状は
Sambaを起動して1日3時間程度は正常稼働していてドメイン参加は問題ないし、ファイル共有のほうも正常に書き込める。ところが、時間が経つとwinsを処理しているnmbdプロセスが死んでしまい⇒Windowsのクライアントからはドメインが見つからないというエラーとなる。この状態の時WinPCでログアウトしなければそのままPCを利用できるが、一旦ログアウトしてしまうとドメインが見あたらないと言われて再ログイン不可となる。またsmbdは影響を受けないのでファイル共有に関しては正常に読み書きできる。




なぜnmbdが落ちるのかがわからないのだけど、この現象はSamba 3.0.34⇒3.5.xにアップグレードしてから発生している。


落っこちる原因はOS(Linux)のディストリビューションカーネルの問題かと思って、1.LinuxをTurboLinux10からCentOS5.5に切り換え、2.Sambaも3.5.2⇒3.5.3にアップしたけどやはりドメイン参加不能になる(nmbdが勝手に落ちる)現象は再発する。


どうやら、Samba3.0.34からのアップグレード(confファイルやtdbファイルの移行)に失敗しているのだろうか?といった感じがする。というのも、これと同様のアップグレードを他の環境でも行っているが、他の環境ではnmbdが落ちることもなく正常稼働しているからだ。ともかく落ちる原因が全くわからん。困ったけどもうSambaをクリーンインストールして、ドメイン参加をやり直ししか手がない気がするが、原因がわからないのが嫌だといったところ。


2010-06-01追記
その後、nmbdの動作が安定してしまったためこのまま運用してみて様子見となった。nmbdが落ちる現象がどのタイミングで発生するかはまだ解明できていない。